これをやると失礼?中華料理の円卓マナーをマスターしよう

最初に料理を取り分ける時のマナー

宴会などで中華のコース料理を食べることになった時、円卓のマナーを知っていると戸惑うことなく料理を楽しめます。
目上の方が同席する場合もあるので、失礼のないように知っておきましょう。
まず、円卓を回す時は時計回りだと覚えておいてください。
順番は上座にいる主賓からで、順番が回ってきたら次の方を待たせないよう速やかに大皿から自分の分の料理を取り分けます。
基本的に自分の分は自分で取り分けるのがマナーで、それは主賓でも変わりません。
目上の方がいるからといって、幹事などが代わりに料理を取り分けてあげるのは逆に失礼に当たります。
また、取り分けるのが難しそうな料理がある場合には無理をして自分で取り分けるのではなく、お店の方に頼んで取ってもらいましょう。

料理をよそう時のマナー

料理を取り分ける時には、自分の箸ではなく料理に添えられているサーバーや取り箸を使います。
自分の取り皿を回転卓に寄せておき、料理をよそってください。
この時、取る量は自分が食べきれる分だけにし、さらに全員に料理が行き渡るよう取りすぎないようにしましょう。
そして、もう一つ気を付けてほしいのが、中華料理は一皿に一品しか載せないということです。
一皿に何種類もの料理を載せないようにしてください。
取り分け終わったら、回転卓からはみ出さないようにサーバー用スプーンや取り箸をきれいに揃えて元の場所に戻します。
また、自分の分を取り分け終わっても、他の方が全員取り分け終わるまで料理に箸をつけないようにしましょう。
まだ料理を取り分けている人がいるのに、一人で先に食べ始めるのはマナー違反です。

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食べ始めてからのマナー

全員が取り分けた後に残った料理があれば、自由にお代わりができます。
他の人が料理を取り分けている最中ではないかチェックしてから、円卓を回して料理を自分の前に持ってきましょう。
料理が遠いからと席を立って取り分けたり、大皿を動かしたりは決してしないでください。
この時も回転方向は基本は右回りですが、ほしい料理がすぐ近くにあるなら左回りでも構いません。
右回りにこだわってテーブルをぐるぐる回すと逆に失礼に当たります。
また、回転卓には料理や調味料しか置いてはいけないため、そこに使い終わった取り皿やグラス、ビール瓶などを置かないように気を付けてください。
サービスの行き届いたお店なら、使い終わった取り皿などはこまめに下げてくれます。
円卓で中華料理を食べる時はこれらのことに気を付けるようにすれば、知らず知らずのうちに失礼なことをしてしまうこともないでしょう。